白髪ケア

白髪染めで髪が傷むのはなぜ?自分でできるホームケアとヒアルロン酸



白髪がキレイに染まると気持ちがいい!気になっていた白い部分が目立たなくなり、気分も若返ります。


ですが、すぐに根元の白髪が目立つようになるのが億劫なトコロ。


繰り返し白髪染めをしないといけないし、なにより髪がパサついたり、頭皮がピリピリしたりするのも気になります。



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なぜ、白髪染めは髪を傷めるんでしょうか?


白髪染めって実は…難しいんです。


黒い髪は明るめに、白い髪は黒くというのを、同じお薬で同時にしなければならないのですから。


ちょっと考えても、意味不明なメカニズム。そんな難しいことを一度にやってのけて、さらに髪と頭皮が傷まないようにだなんて、ハードル高すぎだと思いませんか?


ですが、一応あるんです。コレに気をつけたら少しはマシかな?というホームケアが。




今回は、白髪染めが髪や頭皮を傷める理由、家でできるホームケアについてまとめます。


白髪染めにヒアルロン酸原液を混ぜてからお使いになることもできます。


白髪染めを繰り返す毎日で、少しでも髪へのダメージをためない生活を送っていただけたらと願って。



この記事から分かること
◎白髪染めはなんで髪を傷めるのか
◎白髪染めの髪へのダメージを軽減する方法
◎ヒアルロン酸を使ったヘアケア



この記事は、岡山で40年美容材料のディーラー&メーカーをしているスミダヤが書いてます。ヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)をWEB限定で販売しています。


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目次


1|髪が傷みやすい白髪染め
 1-1|白髪染めが髪にダメージを与える理由
 1-2|白髪染めのプロセス
 1-3|根元・真ん中・毛先で状態が違う1本の髪の毛


2|どれにする?5つの白髪染めアイテム
 2-1|白髪染め
 2-2|おしゃれ染め
 2-3|ヘアマニキュア
 2-4|ヘナカラー
 2-5|ヘアカラートリートメント


3|白髪染めダメージを防ぐために
 3-1|白髪染めの前日は皮脂を残す!シャンプーをしない!
 3-2|白髪染めをした日は髪を洗わない
 3-3|髪の紫外線対策を念入りに
 3-4|根元だけカラーと全体カラーを組み合わせる
 3-5|時にはヘアマニキュアも


4|ヒアルロン酸で髪と頭皮をケア
 4-1|ヒアルロン酸が髪と頭皮に効くの?
 4-2|ヒアルロン酸を白髪染めに混ぜる
 4-3|ヘアケア用ヒアルロン酸の使い方
 4-4|初回限定980円でヒアルロン酸をお試しできる!


5|まとめ


髪が傷みやすい白髪染め



白髪染めが髪にダメージを与える理由


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なんで白髪染めは髪が傷みやすいのか?その原因は「強めの脱色」にあります。


白髪染めは、黒い髪と白髪を同じお薬で、同時に、同じ色に染めます。


真っ黒に染めるのなら、色を抜く必要はありません。


でも、白髪が増え始める頃って、ベースになる髪色も黒ではないんですよね。茶色っていうか、栗色っていうか、黒味が抜けてるんですよね。


まして、白髪が気になる前からヘアカラーを楽しんでいたら……。


白髪染めとはいえ、髪全体を真っ黒には染めないことの方が多いはずです。


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「全体的に自然な明るめに。白髪も同色で!」


このハードルの高い要求ををこなすには、ブリーチ(脱色)が欠かせません。


ブリーチとは、髪を黒くするメラニン色素を変質させることです。黒い色味を抜けば抜くほど、メラニン色素が壊され、髪は傷んでいきます。


もともと髪色が黒い日本人。髪色を明るくしようとすればするほど、髪はダメージを受け、傷んでいくのです。




白髪染めのプロセス



アルカリ剤と酸化染料の入った1剤と、オキシドールの入った2剤。


これらを混ぜ合わせて髪につけて染めるのが、一般的に美容室で行われている白髪染めです。


そのプロセスはというと……




こんなカンジなんです。え~っと、詳しくみていきますね。


①アルカリ剤でキューティクルを開かせる

もともと弱酸性の髪の毛は、アルカリ性になるとキューティクルが開きます。


その作用を利用して、髪色を染めていきます。


まずはアルカリ剤にキューティクルを開かせます。黒色を脱色し、別色の染料を浸透させるために。

なお、アルカリ剤だけでは髪にそれほど大きなダメージにはなりません。


アルカリ剤は、キューティクルを開くだけで、溶かしたり、壊したりするわけではないからです。


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ただ、明るい白髪染めを繰り返したり、間違った使い方をしたり、もともと傷みやすい髪質だったりすると、案の定、髪はアルカリ剤からもダメージを受けます。


髪の毛内部の栄養やたんぱく質、水分が流出しやすくなったり、指通りが悪くなって、髪がパサつくようになります。




②染料+オキシドールが髪内部に浸透し、メラニン色素を脱色する


オキシドールって小学校の理科で習いませんでした?二酸化マンガンにオキシドールを加えると酸素が発生するってやつ。


このオキシドールにアルカリ剤を混ぜると活性酸素が発生し、髪を黒くしているメラニン色素を変質させます。黒髪の色を薄くさせるのです。


これがヘアカラーで髪が傷む主な原因のひとつです。


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明るい白髪染めは、アルカリ剤の量が多かったり、オキシドール濃度が濃かったりして、きっちり脱色させます。そのため、髪の毛が傷みやすくなるのです。


ちなみに、髪を染めると頭皮がチリチリするのも②が影響しています。アルカリ剤とオキシドールが強いと、髪だけでなく頭皮にも刺激が強くなります。



③同時に染料が化学反応を起こし、色が定着する


じわじわと髪内部に浸透した染料が発色します。


時間が経って、髪の内部で染料の粒子同士がくっついて化学反応を起こし、巨大化。キューティクルの隙間から出られなくなり、閉じ込められることで、髪色が染まるのです。


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こんなカンジです。


ちなみに、この化学染料、ジアミンの場合が多いです。よく染まるし、他の染料に比べて色が落ちにくいです。


白髪染めはこの化学染料の比率が多くなります。髪色は暗く沈みがちになり、髪へのダメージも増えます。


おしゃれ染めより白髪染めの方が傷みやすいといわれるのは、そのためです。


ジアミンは体調などによってもアレルギーを引き起こすこともあります。お使いになる前に毎回パッチテストをすることが正しい使い方です。




根元・真ん中・毛先で状態が違う1本の髪の毛



白髪染めは、黒髪と白髪というまったく色味の異なる髪を、一度に、同じお薬で、同じ色に染めることが難しいといいました。


白髪染めはもちろん、ヘアカラー全般にいえることですが、もう一つ乗り越えなければならないハードルがあります。


それは「髪の毛は一本を取ってみても状態が同じではない」という点です。


根元・真ん中・毛先でダメージがそもそも違います。


根元は生えてきたばかりなので、基本的に元気です。ショートヘアの方は傷む前にカットできるので、髪はほぼ健康です。


ロングヘアの方は、キレイを維持するのにやはり手間がかかります。


髪の毛のダメージは修復しませんから、長く伸ばせば伸ばすほどダメージをため込みやすくなります。

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そこで、美容室での白髪染め・ヘアカラーは、部分的な髪の状態に合わせて、アルカリ剤のpHやオキシドール濃度の調整します。


また、それぞれの部分で変わってくるカラー剤の作用も考慮されます。根元は体温の影響で染まりやすいからです。


できるだけ髪や頭皮を傷めないように、それでいて、きちんと染まるように、お薬の放置時間や配合が計算されています。


髪への塗り方はもちろん、お薬の配合の仕方、放置時間など、白髪染め・ヘアカラーは、プロのなせるワザなのです。



どれにする?5つの白髪染めアイテム



白髪染めには、ざっと分けて5つのアイテムがあります。選択の幅が広がるといいのですが。


なお、こうした白髪染めアイテムにヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)を混ぜてお使いになることもできます。


ヒアルロン酸は保水性が高いので、髪表面の水分のベールができ、しっとり仕上がります。普通の白髪染め、おしゃれ染め、ヘアマニキュア、ヘナ、トリートメントなど、どのアイテムにもプラスしてお使いになれるのも嬉しいところです(≫詳しくはこちらをクリック!)。




白髪染め


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アルカリ剤+染料+オキシドールの組み合わせです。染めるのに塗布後20~30分くらいです。

他の白髪染めカラーにくらべて髪色が抜けにくく、1ヶ月以上色もちします。



髪色の抜けやすさ抜けにくさは、カラー剤の種類もありますが、髪の状態、生活習慣などで大幅に変わってきます。できるだけ長持ちさせる習慣を後述しています(≫こちらをクリックしてください)。




明るい色にするほどアルカリ剤とオキシドールが強くなるので、髪、頭皮への刺激も強めになります。


白髪染めは白髪が目立ちにくくなる代わりに、全体的に暗く、黒っぽく仕上がります。


色味が暗すぎる!明るくしたい!と思って染め直しても、なかなか明るくなりません。


白髪染めで黒く染めた髪を明るく染め直すには、さらに強い脱色をしなければならず、色味は明るくなっても、髪はパサつきやすくなったりします。


おしゃれ染め



白髪染めと同じようにアルカリ剤+染料+オキシドールの組み合わせです。


こちらは白髪を染める能力がないので、白髪がある髪につかうと白髪がキラキラ浮いてしまう可能性があります。ですが、明るめに染めると、染めていない時に比べて、白髪は目立ちにくくはなります。


白髪染めがブラウン系や黒系の色が多いのに対して、おしゃれ染めはビビッドな色味も選べます。


ただ悲しいことに、白髪染めに比べてそうした色は色持ちが悪く、紫外線やもともとのダメージ毛など影響で、早い場合は1週間で褪色してしまうこともあります。


何本かの毛束を脱色し、メッシュを入れる、あえて、白髪を毛束にして、立体感を出すおしゃれな白髪染めもあります。逆転の発想ですよね。


ヘアマニキュア



髪の表面に染料(酸性カラー)をコーティングします。 


白髪染めやヘアカラーのように、髪の内部にまで染料が浸透するわけではないので、色持ちはよくありません。


ですが、キューティクルもコーティングされるので、ヘアカラーに比べて傷む心配もありません。ツヤも出ます。

 

ヘナカラー



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自然由来のヘナ。もともとは北アフリカから南アジアに分布するハーブで、薬草や化粧品として使われていたそうです。


ヘナは白髪を草木染するイメージです。黒髪は基本的には染まりませんが、白髪はオレンジ色に染まり、ヘアスタイルが全体的に明るめになります。


白髪がオレンジ?


近くで見ると確実に黒ではないけれど、遠くから見たら違和感はありません。


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メリットはアルカリ剤、染料、エタノールなどを使わないので、ナチュラル志向の方は最適です。


100%天然ヘナは、髪へのトリートメント効果、頭皮のディープクレンジング効果、傷んだキューティクルのコーティング効果が期待できます。


デメリットは髪がきしむ、染めた後2~3日は色が落ちるといった点でしょうか。


あと、ヘナを繰り返し使うと、一般的な白髪染め・ヘアカラーでは染まりにくくなります。ヘナが入り込んだ髪は脱色が難しくなります。一度カットして新しい髪が生えてくるまで、白髪染めやアルカリカラーでのカラーリングは思うような仕上がりにならないかもしれません。


ヘナの原材料が、100%ナチュラル素材でできているものか、酸化染料や化学染料が混ざったものか、成分表を確認してください。特に、ジアミンアレルギー等の理由でヘナをお選びになる場合は、ご注意ください。




ヘアカラートリートメント



文字通りトリートメントに染料が入っていて、毎日のヘアケアを通して少しずつ白髪をぼかすことができます。


一度では染まりませんが、日数をかけて白髪をぼかしていくので、髪へのダメージもありません。


白髪染めダメージを防ぐために



どうしてもダメージを残してしまう白髪染め。カラーリングを繰り返すことで髪が傷みやすくなり、せっかくのカラーも落ちやすくなります。


では、ダメージを防ぐために、どんな対策ができるのでしょうか?

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白髪染めの前日は皮脂を残す!シャンプーをしない!



白髪染め・ヘアカラーから髪や頭皮を守るためには、皮脂のベールを極力残すのがおすすめです。


毛穴にべったりと頭皮が残って固まっているというのは問題ですが、前日はシャンプーで洗い流さず、あえて皮脂を残しておくと、薬剤の刺激を抑えることができます。


白髪染めをした日は髪を洗わない



カラーリングをした当日は、色味がまだまだ不安定な状態です。


美容室で白髪染め・ヘアカラーをした日は、家ではシャンプーをしないほうが無難です。


翌日以降、髪にしっかり色が定着してからシャンプーをすると、ヘアカラーの色持ちがよくなります。


なお、ホームカラーをご自宅でされた場合は、説明書通り、しっかりと洗い流してください。

髪の紫外線対策を念入りに



お肌と同じように、髪や頭皮にとっても紫外線対策は大事です。


まして、白髪染めの直後は、アルカリ剤の影響でキューティクルは開いています。そんな状態で紫外線にさらされると、髪が乾燥しやすく、色持ちも悪くなります。


帽子や日傘を使ったり、髪専用の日焼け止めスプレーを利用して、しっかり対策してください。

根元だけのカラーと全体カラーを組み合わせる



白髪染めはいつもいつも髪全体にしなければならないわけではありません。


根元、根元、全体と上手に組み合わせて、できるだけ髪全体がダメージを受ける頻度を減らすことも大切です。


時にはヘアマニキュアも



いつも白髪染めやヘアカラーを利用するのではなく、たまにはヘアカラーを組み合わせるのも髪を守ることになりますよ。


ヘアマニキュアはキューティクルをコーティングするものなので、ダメージは受けません。


髪のパサつきが気になる、元気がない……そんな時はヘアマニキュアをお試しいただくのもいいかもしれません。



ヒアルロン酸で髪と頭皮をケア



スミダヤではヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)をWEB限定で販売しています。

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50mlで110回プッシュできます。


白髪染めで疲れた髪の毛、頭皮をしっとりと潤うヒアルロン酸。ぜひ一度お試しください。

ヒアルロン酸が髪と頭皮に効くの?



ヒアルロン酸の特徴は保水力です。


髪や頭皮の表面にとどまって保水し、その上からトリートメントや皮脂膜が覆うことで保湿効果がアップ。


白髪染めを繰り返してダメージを受けた髪や頭皮を癒してくれます。


ヒアルロン酸原液を白髪染めに混ぜる




白髪染めの際、ヒアルロン酸を混ぜてお使いになることもできます。


特に、乾燥しやすい髪質の方や、髪質が細くてやわらかめの方におすすめの使い方です。


ヒアルロン酸の保水力が髪表面に水のベールをまとわせて、しっとり感が出ます。ぜひお試しください。





白髪染めといってもいろいろなタイプがありますよね。混ぜやすいタイプの場合はヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)2プッシュを混ぜ合わせてください。


あとはいつも通りです。


白髪染めの使用法に従ってお使いください。特にお薬の放置時間は厳守です!よく染まるわけではありません。単に髪が傷みます。


では、直接お薬がコームに出てくるなど、ご自分で混ぜないタイプの白髪染めは?


そんな時は、カラー剤を髪につける前に髪全体にヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)3プッシュを直接つけてください。それから白髪染めのお薬をつけてください。


髪だけでなく手にもヒアルロン酸がなじむので、お薬に混ぜる場合よりも多めです。もちろん、髪だけでなく、手でも、お顔でも、ヒアルロン酸は問題なく使えますので、どこについても心配ありません。


美容室で白髪染めをなさる場合もお使いになれます。直接お持ちして入れてほしいとお頼みしたら、こころよく混ぜ合わせてもらえるはずです。



ヘアケア用ヒアルロン酸の使い方




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スミダヤが販売しているヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)は原液処方なので、ご自分に合ったいろいろな使い方ができます。


◎シャンプーに混ぜる


ヒアルロン酸は粘性がとても強く、ドロッとしたテクスチャーです。これをお手持ちのシャンプーに1プッシュ加えることで、シャンプーの泡がねっとり、濃厚になります。


白髪染めで繊細になった髪の毛も、弾力ある泡でやさしく洗えます。


なお、シャンプーだけでなく洗顔ソープに入れるのもおすすめです。泡が気持ちがいいし、保湿効果もアップします。


◎トリートメントに混ぜる


お手持ちのトリートメントに2~3プッシュ混ぜてお使いください。


トリートメントのサラサラ感に加えて、しっとり感がアップします。


毎回使い続けると、髪のまとまりがよくなり、朝のスタイリングもお手軽になります。


◎そのまま塗る


タオルドライ後、ドライヤーをかける前に、毛先を中心に塗布してください。ツヤやかで、ふんわりとした仕上がりになります。


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まとめ



上でご紹介した白髪染めのメカニズムや白髪染めの種類、ケアの仕方、ヒアルロン酸の活用はお役に立ったでしょうか?


どうしても出てきてしまう白髪。


これだけお手軽に髪が染められる以上、男性でも、女性でも、家にいても、働いていても、ご自分の白髪とどう向き合うか選択を迫られています。


いつまでも若い頃と同じというわけにはいきません。白髪を染める方も、染めないでグレイヘアを目指す方も、ご自分が納得のいくヘアスタイルを模索していく必要があります。


そのためには、白髪を染めるのに、どういうやり方があるか、自分ができるもの、したいものはどれか、情報を集めて試していくことが大切です。


どうか、白髪染めにお悩みの方の毎日が少しでも快適なものとなりますように。


(株)スミダヤ

岡山市南区泉田365-5

0120-17-5190




この記事を書くにあたって、下の著書を参考にさせてもらいました。ありがとうございます。


伊熊奈美『いい白髪ケア やばい白髪ケア』小学館、2020年(≫詳しくはこちらをクリック