はじめに
岡山で40年、シャンプーやコンディショナー、ヘアカラー剤美容材料の卸をしているスミダヤです。ジャスベック・スターベールというヒアルロン酸原液を販売しています。詳しくはこちら
季節外れの暑さがようやく薄れ、一足飛びに冬の寒さが近づいてきました。こうなってくると心配なのは乾燥です😱
涼しくなってきて、パサつきや広がり、枝毛、切れ毛、手ぐしがひっかかる、まとまりにくい、カラーが入りにくいなど、なんとなく気になる違和感がありませんか???
そのお悩み、もしかしたら、髪の毛の乾燥が原因かもしれません🤔
髪の毛が乾燥するってどういうこと?
鉄火巻きを想像してみてください。マグロを覆うように酢飯があり、最後に海苔が巻かれていますね。
髪の毛の構造も、まさにそれ!
毛髄(マグロ)の周りをコルテックス(酢飯)が取り囲み、さらにその周りをキューティクル(海苔)が取り囲んでいます。髪の毛の大部分を占めるコルテックス(酢飯)は、主にタンパク質と脂質、水分でできていて、これが髪の毛の柔軟性や太さ、色に影響しているそうです。
4~10層からなるキューティクルですが、これがくせ者。普段はパリッと中身を守ってくれていますが、ちょっとしたことで、ふやけたり、穴が開いたりして、そこから栄養や水分(すし酢)が流れ出てしまいます😥
さまざまな原因で、キューティクルが開いたり、はがれたり、ダメージを受けたりすると、髪の内側の栄養と水分が抜け出てしまいます。すると、髪の毛はパサついたり、広がったり、ゴワゴワしたり、まとまりにくくなります。これが髪の毛の乾燥です。
髪の毛が乾燥する原因は?
キューティクルがダメージを受けると、そこから内部にある栄養や水分が抜け出て、髪の毛は乾燥します。
では、なぜキューティクルはダメージを受けるのでしょうか?空気の乾燥や紫外線、摩擦、熱、ヘアカラーやパーマなどの薬剤、加齢など、キューティクルが傷つく原因はいろいろあります。
中でも、シャンプーやドライヤー、タオルドライなど日々のお手入れが直接刺激になることもあります。というのも、洗浄力が強すぎて、髪を保護している皮脂まで洗い流したり、ドライヤーやヘアアイロンの温度が高すぎたり、タオルでゴシゴシと擦ってしまったり。
こうしたちょっとした刺激が、繊細な髪の表面にダメージを残し、髪が乾燥する原因となるのです。毎日の習慣になっていることなので少しのダメージの積み重ねが大きなダメージになります。
髪の毛が濡れると、キューティクルが開くので、毎日のお手入れの時間は特に注意が必要です。美しさや健康を保つためにしている髪の毛のケアが、ダメージを蓄積する時間になってしまってはもったいない!
しかも、髪の毛のダメージは基本的に修復しません。髪の毛の中で、細胞分裂しているのは毛根のみ。そのため、切っても、傷んでも、痛みは感じませんし、自然にダメージが治ることもありません。キューティクルは一度剥がれたら二度と元には戻らないし、パサついた髪の毛はパサついたまま、枝毛が再び引っ付くなんてことも起こらないのです。
もちろん、トリートメントやヘアオイルなどのヘアケア剤で、サラサラでツヤツヤな髪の毛を作り上げることはできます。ただ、それは一時的なもので、だからこそ、お肌やお顔と同じように、髪の毛もダメージをためない、乾燥させない、保湿ケアが重要になります。
髪の毛を保湿するヘアケア剤
おもしろいことに、髪の毛がサラサラでツヤツヤになるのは、キューティクルが整然と並んでいるからですし、キューティクルが整うことで髪の毛は乾燥しにくくなります。反対に、手ぐしが通りにくい、ひっかかるような時は、キューティクルは傷んでますし、乾燥しやすくなってます。
つまり、髪の毛の保湿とサラサラとは、切っても切れない関係にあるのです。
コンディショナーにトリートメント、洗い流さないトリートメントにヘアオイル、ヘアミルクにヘアパック、ヘアスプレーにヘアパウダーなど、さまざまなヘアケア剤があります。どこがどう違うかご存じでしょうか?
実はあまり大きな違いはありません。というのも、どのヘアケア剤にも共通した目的があります。それは、
髪の毛の状態を整える + ダメージから守る
そう考えると、ざっくりいって、どれも同じです。
まあその中で、質感や使用方法に違いがあるので、ご自分の髪質やお悩み、なりたい髪形などを踏まえて、お好みでお選びになるのがいいと思います。
田村マナ著『大人の「品」は艶髪でつくられる』(株式会社ワニブックス、2018年)を参考に、それぞれのヘアケア剤の特徴と使い方をざっとまとめてみました。
【ヘアミルク系】
・ 水分と油分のバランスがよく、髪になじみやすい。
・ やわらかな質感で髪表面にも内部にも浸透しやすい。
・ お風呂上がりの濡れた状態でつけるのが効果的。
【ヘアオイル系】
・さまざまな種類があって、商品によって、重たさやなじみのよさが変わってくる。
・細い猫毛なら軽めのタイプを、ごわついて広がるなら重めのタイプを選ぶのがおすすめ。
【ヘアクリーム系】
・ミルク系より油分が多いので、しっとり重くなる。
・かための髪で広がりを抑えたい人、リッチ感を出したい人向き。
・部分使いがおすすめ。
・濡れた髪につけると保湿効果が期待され、乾いた髪につけるとスタイリング効果が得られる。
【ヘアスプレー系】
・スタイリング用とツヤ出し用、その両方を兼ね備えたものがある。
・他と比べて、もっとも軽やかな仕上がりになる。
・20㎝以上離して、髪の毛全体に均等にかけることを目指す。
【ヘアパウダー系】
・新感覚ヘアケア剤。髪の毛を一本一本コーティングして根元から立ち上げる作用がある。
・髪の根元、頭皮にポンポンとつける。
・雨の日や湿度の高い日などでもボリュームダウンせず、夜までサラサラ感が続く。
どのタイプのヘアケア剤も製品によって、適量、使い方に差があるようです。たくさん使ったらより効果的と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。特にこうしたヘアケア剤は、頭皮の毛穴の詰まりやベタつきにつながることもあります。
だから、髪の毛の健康と美しさを維持するために、やはり、商品の裏に書いてある使い方の説明を守ることが大切なようです🙂
ヒアルロン酸原液の得意分野は?
(ヒアーズラック 50ml ¥2,750)
さて、弊社がおすすめするヒアルロン酸の原液。どういうヘアケア剤なのでしょうか???
ヒアルロン酸原液の強みは、とにかく保湿効果です✨
キューティクルに浸透して、髪表面を保湿する役目を果たします。水由来でベタつくことなく、髪の毛をしっとりさせます。
BRFORE
AFTER
(しっとり感アップです)
使い方にも特徴があります。
シャンプーやトリートメントに少量混ぜることもできるし、アウトバストリートメントのように濡れた髪の毛に直接つけてることもできます。頭皮マッサージとして、シャンプーとトリートメントの間に、または、お風呂上りの濡れた状態の時に、お使いになるのもおすすめです。
(シャンプーに混ぜました)
手のひらに1~2プッシュ取って伸ばし、頭皮マッサージすると、頭皮の保湿ケアと血流の促進ができるし、保湿効果で髪の毛もボリュームアップします。
ヒアルロン酸は生まれながらに身体に備わっている成分でもありますので、頭皮についてもなんら問題ありません。髪の毛だけでなく、頭皮やお顔、皮膚とどこでもご利用になれます。
ヒアルロン酸原液は1gで6Lの水を吸収するといわれており、ごく少量のご利用で髪の毛をしっとりさせることができます。コストパフォーマンスは悪くありません。ヘアケア剤や化粧水などヘアケア剤、スキンケア剤に混ぜてお使いになると保湿効果が高まり、ランクアップが期待できます。
ただ一つ弱点があるとすれば、お顔やお肌に、化粧水の代わりに単体でお使いになる場合は、ツッパリ感が出るかもしれません。お顔やお肌にお使いになる場合は、化粧水やスキンローションに混ぜたり、上からクリームをつけたりすることをおすすめします。
なお、髪の毛や頭皮にお使いになる場合は、そういったツッパリ感はなく、特に違和感なく過ごせると思います😊
最後に…日々のお手入れの基本
髪の毛を保湿するためには、何を使うかだけでなく、どう使うかといった、日々のお手入れにも注意が必要です✨
【シャンプーのコツ】
① 洗髪前にブラッシングをして、髪の毛や頭皮についた汚れを浮かせる
② 1~2分、シャワーで予洗いをする
③ しっかり洗い流す
シャンプーは、頭皮や髪の毛の汚れを落とし、健康な髪の毛を育てる上でとても大切です。
ただ、特に皮脂が少なく乾燥しがちな髪質の方は、洗浄機能が強すぎるシャンプーだとさらにパサついてしまうおそれもあります。できるだけ保湿効果をうたっているシャンプーや、美容室で店販されているような、アミノ酸系シャンプーがやさしい洗い上がりになっておすすめです。
なお、シャンプーにヒアルロン酸原液を1滴プラスするだけで、保湿効果が高まり、洗いすぎによる乾燥をカバーしてくれますよ~。
【コンディショナー・トリートメントのコツ】
① シャンプーの後、手で髪をやさしく絞って、水分を落としてから使う
② 毛先を中心につける
髪の毛をサラサラにするコンディショナーとトリートメント。どちらも表面をコーティングして、髪の毛をダメージから守ります。ただし、頭皮に付着すると毛根が詰まってしまいますので要注意です。
【タオルドライのコツ】
ゴシゴシしたくなる衝動を抑え、髪をやさしく押さえるように拭く。
【ドライヤー選びのコツ】
ドライヤーで大事なことは温度よりも風量が多く、風圧が強いことです。
乾燥の季節。髪の毛を守っていきましょう。
(株)スミダヤ
岡山市南区泉田365-5
☎0120-17-5190