トリートメントって、実は奥が深いんです。
リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアパック、洗い流さないトリートメント、ヘアミルク、ヘアミスト、ヘアオイル…すべて「トリートメント」の一種です。
シャンプーなんて、高級アルコール系とか、アミノ酸系とかタイプはいろいろありますが、シャンプーはシャンプーです。
なんでトリートメントはこんなに種類が豊富なんでしょうか?!
それは、髪を守るヘアケアアイテムを「トリートメント」と呼ぶからです。
ひとことで「守る」といっても、いろんな守り方があります。
そこにトリートメントのめんどくささというか、懐深さがあるんです。
今回は、正しいトリートメントの効果や作用を中心に、正しい使い方、選び方について、まとめます。
【記事の内容】
◎トリートメントの効果
◎トリートメントの使い方
◎ヘアケア用ヒアルロン酸のすすめ
この記事は、岡山で40年美容材料のディーラー&メーカーをしているスミダヤが書いています。
2017年以来、岡山の美容室様向けに販売しているヒアルロン酸原液。
多くのリピーターに支えられ、2022年からヒアーズラックとしてWEB販売を始めました。
通常は税込2,750円(50ml)のところ初回限定1,500円で販売中です。≫詳しくはこちらをクリック
目次
1|トリートメントってどんなもの?
1-1|トリートメントの2つの効果
1-2|トリートメントの補修力とは?
1-3|トリートメントの保護力って必要なの?
2|トリートメントの正しい使い方
2-1|洗い流すトリートメントの場合
2-2|洗い流さないトリートメントの場合
3|ヒアルロン酸原液で保湿力アップ
3-1|ヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)のご紹介
3-2|初回限定1,500円でお試しできます
4|まとめ
1.トリートメントってどんなもの?
トリートメントの2つの効果
トリートメントには2つの効果があります。
A 髪の表面を保護してダメージの蓄積を防ぐこと
B 髪の内部に浸透して補修し、栄養補給をすること
AとB、2つの効果を兼ねそろえたトリートメントもあれば、どちらか1つの効果に特化したトリートメントもあります。
一般的には、洗い流さないトリートメントはAの表面をコーティングするタイプが多く、洗い流すトリートメントはBの浸透タイプが多く、補修力が高いといわれています。
こんなふうに。
ですが、さまざまな美容材料を扱うスミダヤとしては、ちょっと疑問。
トリートメントは、洗い流さないタイプと洗い流すタイプといった使い方による違いよりも、それぞれの製品による違いの方が大きく作用します。
こんなイメージです。
製品ごとに強みがあって、洗い流すタイプだから、洗い流さないタイプだからといった、単なる使い方で効果を分けることは難しいんです。
こうなってくると、いろんなトリートメントを試してみて、自分の髪質や髪の状態に合ったものを選んでいただくしかありません。
トリートメントの補修力とは?
ところで、トリートメントは髪のダメージをどのように補修するんでしょうか?
髪は毛先にいくほどダメージがたまります。
根元は元気なんです、生え始めたばかりなので。
目に見える髪の毛は、もう新陳代謝をすることも、循環することもない死んだ細胞。
皮膚とは違って、髪は一度ダメージを受けると、治ったりしません。
キューティクルの隙間から水分やたんぱく質、栄養素が流れ出て、空洞化します。
これがダメージの正体。
この髪の内部にできた空洞に空気や水蒸気が侵入し、パサつきや広がり、まとまりにくさ、枝毛、切れ毛、ヘアカラーの色持ちの悪さ…といったお悩みをもたらすのです。
そこで、登場するのがトリートメント!
トリートメントは、髪内部の空洞部分にアミノ酸やPPT(ポリペプチド)、セラミドといった成分を浸透させます。
これがトリートメントによる補修です。
皮膚のスリ傷が自然に治るように、髪のダメージは修復されるわけではありません。
空洞化していている髪の内部に、栄養素を浸透させて、髪のダメージが修復したように見せているのです。
こうしたタイプは、やはりロングヘアの方はもちろん、パサつきやまとまりにくさが気になる方におすすめです。
キレイな状態で髪を伸ばすのって、ものすごい手間がかかるんです。
トリートメントの保護力って必要なの?
内側から補修するのと、外側の保護だったら、補修の方が大切なように思えます。
でも、保護することも大切です。
髪の表面をコーティングして保護すると、サラサラと指通りが滑らかになり、摩擦に強く、内側まで傷みにくい髪になります。
トリートメントには、カオチン界面活性剤やシリコン、植物オイル(ホホバオイル、シアバターなど)といった成分が用いられることが多いです。
これから髪を伸ばそうと考えている方、カットしたばかりでまだまだ髪が傷んでいない方は、こうしたコーティング作用が強いトリートメントがおすすめです。
2.トリートメントの正しい使い方
トリートメントの使い方のポイントは、頭皮につけないことです。
頭皮につけると毛穴を塞いで、かゆみや赤み、フケといった別のトラブルにつながる恐れがあります。
これは、洗い流すタイプにも洗い流さないタイプにも共通していえるポイントです。
洗い流すトリートメントの場合
STEP1 シャンプーの水気をやさしくきる
これは、洗い流すタイプの場合にかぎります。
余分な水気をやさしく落としておくと、トリートメント効果がギュッと濃縮されて高まります。
STEP2 毛先を中心に塗布する
傷みやすい毛先を中心に、頭皮を避けて、全体的に塗布します。
キューティクルの流れに沿って上から下へを心がけてください。
ダメージに有効成分が浸透したり、髪表面をコーテイングして保護したりする効果がアップします。
洗い流すトリートメントはドロッとしたテクスチャーで伸びもよく、ムラなく塗布できます。
すっかり、ケアが行き届いた最後に、目の粗いトリートメント用のコームで伸ばしておけば、さらによしです。
STEP3 しばらく放置してから流す
洗い流す目安は、トリートメントのヌルつきがすっかり取れる程度です。
髪がキシキシしてきたら、洗い流しすぎだと思ってください。
耳の裏やえりあしなど、忘れやすい場所にもご注意を。
なお、放置時間は製品によって異なりますので、裏面の説明をよく読んでお使いください。
洗い流さないトリートメントの場合
使い方 シャンプー後、ドライヤーの前に付けるだけ
洗い流さないトリートメントの最大のポイントは、手軽さです。
シャンプー後、お風呂上りに、毛先を中心に塗布してから、ドライヤーをかけてください。
※ドライヤーについては「ドライヤーの正しい使い方!40代50代の女性の髪を健やかに美しく」(≫こちらをクリック)をご参考になさってください。
手軽にサッと使えて、サラサラ感をキープできる即効性が、洗い流さないトリートメントの最大の特徴といえます。
特徴 洗い流さないトリートメントは種類が豊富
オイル系、ミルク系、ミスト系、クリーム系、ウオーター系など様々なテクスチャーのものがあります。
それぞれに特徴がありますが、一般的にはこんな特徴が挙げられます。
髪の状態、髪質、なりたいヘアスタイルなどからお選びください。
詳しくは「どのヘアケア剤がいい?乾燥した髪にヒアルロン酸の保湿力!」(≫こちらをクリック)というブログもあります。
注意 毛先がお顔にあたってかゆくなることもある
洗い流さないトリートメントは、翌日になっても髪表面に成分が残ります。
ですから、毛先がお顔にあたって、かゆくなる、赤くなるといったお悩みをよく耳にします。
髪質だけでなく、お肌にも合う、合わないがあるようです。
特にお顔の皮膚が弱い方はご注意ください。
3.ヒアルロン酸原液で保湿力アップ
トリートメントの効果や使い方について、まとめてきました。
ここに、ヒアルロン酸原液を取り入れてみるのはいかがでしょうか?
ヒアルロン酸の特徴は、なんといっても保水力!
基礎化粧品や美容液に含まれるヒアルロン酸原液をトリートメントに加えることで、髪にしっとり感をもたらします。
原液処方でいろんな使い方ができるヒアルロン酸原液。
洗い流さないトリートメントであれば「ウォーター系のトリートメント」になります。
ヒアーズラック(ヒアルロン酸原液)のご紹介
スミダヤでは Here’s Luck(ヒアーズラック)というヒアルロン酸原液を販売しています。
◎特殊発酵技術による安全性の高い高純度ヒアルロン酸
◎シリコン、着色料、香料、鉱物油、カオチン不使用
◎50mlでおよそ110回プッシュ
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【使い方】
原液処方なので、お好みでさまざまな使い方ができるのがうれしいところ。
詳しくは「原液美容液って髪にもいいの?ヒアルロン酸原液のメリットと使い方」(≫こちらをクリック)にあります。
◎シャンプーに混ぜる
シャンプー1プッシュにつき、ヒアルロン酸1プッシュくらいの目安でお使いください。
シャンプーの泡立ちがねっとりとよくなります。
保湿力アップです。
詳しくは「シャンプーの正しい使い方!女性の髪や頭皮を健やかに美しく」(≫こちらをクリック)をご覧ください。
◎トリートメントに混ぜる
髪のしっとり感がアップし、ダメージ保護効果があります。
こちらもだいたいシャンプーと同じくらいの分量が目安です。
詳しくは「ヒアルロン酸の髪への効果!5日間トライアルで感じた3つのメリット」(≫こちらをクリック)をご覧ください。
◎ヘアトニックに混ぜる
髪にボリュームが出て、頭皮の保湿効果がアップします。
ドライヤーと併用するヘアケア用美容液には、頭皮にしか使えないものや、髪にしか使えないものなども多いのですが、ヒアルロン酸原液はどちらにも問題なくお使いになれます。
詳しくは「女性の薄毛対策セルフケア!ヒアルロン酸で頭皮を保湿するのも◎」(≫こちらをクリック)をご覧ください。
◎そのまま付ける
髪が柔らかかったり、細かったりして、オイル系ヘアケア剤だとボリュームダウンが気になる方におすすめです。
毛先につけることで、ツヤ感とボリュームアップ効果があります。
混ぜて使う場合より、多めの分量のヒアルロン酸をお使いになった方が効果的です。
詳しくは「ヒアルロン酸を洗い流さないトリートメントに!プロおすすめの使い方」(≫こちらをクリック)をご覧ください。
初回限定1,500円でお試しできる
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4.まとめ
今回は、トリートメントについてまとめてみました。
使い方はシンプルですが、意外にも多種多様なタイプがあって、いろいろと試す楽しみがありますね。
これ以上ダメージを重ねないため、また、ダメージを少しでも補うため、トリートメントへの理解を深めてお使いになりませんか?
皆様の毎日が少しでも快適なものとなりますように。
【参考にさせてもらいました】
田村マナ『大人の「品」は艶髪でつくられる』株式会社ワニブックス、2018年
社団法人日本毛髪構造機構研究会『髪の大辞典』徳間書店、2020年